#2 『GIVE&TAKE~与える人こそ成功する時代~』
私が好きな、楠木建先生が監著されていたので、購入しました。著者は私と同い年生まれの1981年で素晴らしい同年代に、勉強させていただけます。
『GIVE&TAKE~与える人こそ成功する時代~』アダム・グラント著
・世界No1ビジネススクールのペンシルバニア大学ウォートン校で組織心理学者で史上最
年少の終身教授
・フォーブス誌「世界で優秀な40才以上の教授40人」に選出
・200万部以上購入されており、35か国にて翻訳されている名著
人に対して惜しみなく与えること(give)が危険なのではなく、誰に対しても同じく、「GIVE&TAKE」のやり方で対処することが危険である。と書かれています。
<以下詳細>
大きな成功を収める人には3つの共通点と1つの要因がある。
■共通点
①やる気がある人
②能力がある人
③幸運な人
■要因
GIVE&TAKE
人間は「3つのタイプ」に分かれると定義されています。
(1)テイカー :与えるより多くを受け取ろうとする人(自己利益第一の人)
(2)マッチャ―:常に公平という観点に基づいて、与えることと受け取ることのバラン
スをとる人
(3)ギバー :相手の利益になるようにする人
このうち、ギバーは「自己犠牲型のギバー」と「他者志向型のギバー」にわけられる。
・「自己犠牲型のギバー」:与えるだけ与えて、疲弊してしまう。
・「他者志向型のギバー」:お互いに得する方法を考え、1つを取り合うのではなく、み
んなの取分をいかに増やすかを考える人のことで、このギバーが一番の成功をおさめる
ことができている。
他者志向型ギバーは、いつも以下4つの重要なことを考えて会話を行っている。
①人脈作り ②協力をすること ③人に対する評価 ④影響力
そして、人から受け取ることを主体とするテイカーとの付き合い方を間違うと自己犠牲型ギバーになってしまうため、付き合い方を考えて、他者志向型のギバーとなる必要がある。
テイカーと付き合う場合は、3回に2回は“反撃(反論)”してよい。
以上のように、与えることを続けていると、相手が返してくれるという人脈作りができる。このことより、ギバーは成功をおさめる環境を継続的に作っている。
ただし、テイカーは必ず存在するので、その付き合い方をうまく考えて付き合う必要がある。
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