#4『エッセンシャル思考~最小の時間で成果を最大にする~』
グレッグ・マキューン著
エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。時代はすべてにその方向へ動き出そうとしている。99%の無駄を捨て、1%に集中する方法
と表紙に書かれています。
おいおい、かなり世の中のに厳しい発信がされている!!と突っ込みながら読み進めましたが、確かにその通りだなと思う内容が多く書かれておりました。
この本の<肝要約>は以下の通りだと思います。
「無駄なことにエネルギーを分散させずに、集中して取り組むことを実践することが重要」
エッセンシャル=(・・・について)絶対に必要な、欠くことができないという意味です。
内容については、以下の通りです。
①成功者のパラドックスを理解する。
②自分の選ぶ力を大事にする。
③断ることを理解する。
④よく休んで。
⑤正しい習慣の繰り返しを実践せよ。 です。
①成功者のパラドックス(逆説)を理解する。
ここは、会社にいる優秀な人材のあるあるかなと思いました。
第一段階:優秀な人は、目標を定め、成功に向け進む。
第二段階:そして成功した結果を出した人は”頼られる人”となる。
第三段階:”頼られる人”は、やることがキャパオーバーしてしまう。
第四段階:優秀な人は、やるべきことが、忙しくなりすぎて、できなくなり、方向性を誤る。
②自分の選ぶ力を大事にする。
自分の選ぶ力を大人になると、どんどん無くしていく(放棄いく)ことが多い。何故かというと、社会人になると、社会に出ることによって我慢することが普通になっているとのことです。このことを日々繰り返すことで、益々”選ぶ力”を失っていくとのこと。なんかあるあるですね。。
この最終形態は、自分で選ぶことを無意識のうちに失い続けることで、他人が選択したことを、日々黙々と実行するだけの人(右習え人材)になってしまい、人生がしんどくなってしまう。。
③断ることを理解する。「90点ルール」
断ることを大事にするは、逆説で「大切なものを大切にしてくれる人と関わる事が大事」だと思います。断ることは、非常に言いづらいことですが、断る事で嫌われるようであれば、そこまでの関係だと理解すると気持ちが楽かもしれません。
人間関係では、物事にイラっとする感覚があれば、それは断ることになるのではないのかなとも思います。
また、やるべきことを完全に明確化していいれば、頼まれたことが、絶対的にYESの回答でなければ、その回答はNOであるということです。
私の場合に照らし合わせてみると、やる理由があり、それは「楽しそうだな」「いいことだな」「この人は好きだな・一緒に仕事したいな」というルールがあり、これを大事にしています。
④よく休んで。
重要なことを選択する場合は、「判断力」が必要です。これは、当たり前ですが、疲れていると、判断力が鈍り良い決断ができないと、たくさんの経営者の方からも伺っております。私も、最近は新年会続きで、寝不足気味です(´;ω;`)
また、睡眠不足についても触れられており、寝不足は酔っ払いと同等の脳の活動レベルだと書かれております。これについては、前職の仕事で、睡眠時無呼吸の営業トークで使っていました(笑)
詳細をお知りになりたい方は⇓見てみてください。
(東洋経済2018/10/15:秋田大医学部 三島先生「寝不足時の運転があまりにヤバい科学的根拠」)
やっぱり、寝ること、寝れること、は非常に大事ですよね。
⑤正しい習慣の繰り返しを実践せよ。
「正しい習慣の繰り返しが重要だよ。」
ということはよく言われておりますが、なかなか難しいものです。エッセンシャル思考になるコツとしては、これが重要だということです。
昔を思い出すと、部活が一番当てはまります。
毎日同じ練習を繰り返すことで、少しづつ上手くなっていき、最初は辛かった練習も徐々に慣れてきて、そのうち楽になり、当たり前になってました。(先輩後輩関係も含め(笑))
このように、習慣化することができるようになったら、そこで満足することなく、もう1ランク上のことに挑戦することが上手くなるコツでした。
ランクを上げて挑戦すること。新しいことに挑戦すること。
それを続けること。
簡単なようで難しことですが、非常に重要ですよね。
最初は、かなりエリートの人向けなのかなと思いましたが、誰もが取り組むことができるし、行うことでより良い環境ができる本の内容だと思います。
今年はエッセンシャル思考の人間に近づければと思います。
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